歯の着色は、表面にペリクルと呼ばれる唾液タンパクが付着し、その上に着色性の色素、タンパク、金属イオンが付着して起こります。食品ではお茶のカテキン、赤ワインのタンニン、コーヒーのクロロゲン酸、チョコレートのポリフェノール。そして炭酸や酢、レモンなどを一緒に摂るとさらに着色しやすくなります。同じ食品でも、歯の表面が滑らかだと着色しにくく、歯科医院のメンテナンスでは、着色対策にナノハイドロキシアパタイト配合の専用ペーストを使って、歯の表面の細かい傷や凸凹を整えて着色しにくい滑らかな歯にしてくれます。※働き方改革でH31.4月から18時に診療終了となります。
煙の有害物質が当たる前歯の裏の歯ぐきや上あごは、その害を直接受けます。また口や肺から吸収された有害物質が血流に入ると細菌と戦う免疫細胞の元気が無くなります。つまりタバコにより口は直接・間接のダブルパンチを被るという訳です。タバコにより歯周病菌が元気になることも分かってきました。歯周病が治りにくいこと、悪化しやすいこと、発見が遅れやすいことなども喫煙者の特徴です。どうですか禁煙してみませんか。※当院は働き方改革への取り組みにより大阪府から「男女いきいき元気宣言プラス」認定事業所として歯科医院でははじめて登録されました。
インプラント治療というと、報道の影響もあり「怖いでしょ」と言ったり、治療の選択肢にすら加えたくなかったりする方もいらっしゃいます。「適切な診断と術式で行い、定期的にメインテナンスすれば、素晴らしい治療法なのに・・」と残念に思います。残っている歯を守り、治療設計も単純化できることはブリッジや入れ歯にない強みです。それぞれの長所・短所を説明してもらってから決めてくださいね。矢野歯科医院では働き方改革を進めており、4月より18時診療終了となります。
今年は災害が続きました。避難生活が長引くと、歯磨きができなかったりストレスや栄養が偏ったりして、口内炎や歯ぐきの腫れ、歯周炎などが増えてきます。歯ブラシや水がない環境でも使える液体ハミガキ、口腔ケア用のウエットティッシュ、入れ歯のケースや洗浄剤も忘れずに防災用品の中に入れておくと便利です。歯医者さんでメンテナンスができている状態なら、被災時も維持できることが多いですので、普段からの定期的チェックが大切です。
※この当時の記事でした。
現在は良いスタッフと共に、充実した診療ができています。
もし今後募集がありましたらご報告します。
診察すればすぐに原因が分かって即日治ると思ったのに、指導とコート材を塗って終わり? 知覚過敏の治療はまず生活習慣を改善し、自然治癒を促すこと、知覚過敏抑制材を塗って症状が治まるか経過観察することから始まります。経過観察後、痛みに変化がない時は難治度が高いため、象牙質を材料でおおったり、古い詰め物を詰め直したり、治療法を軽いものから行い、最終手段が不可逆的な(元に戻れない)治療方法である「歯の神経をとる」ということになります。知覚過敏の治療は、「経過を見ながら段階的に」をお忘れなく。
風邪をひきやすい方は、マスクをしたりうがいをしたりと一般の方よりも予防を心がけます。むし歯も病気なので、たとえ同じ食事、同じ生活習慣をしていても、なりやすい方となりにくい方がいます。なりやすい方でもリスクを高める要因は人によって違いますので、よく診査して各自に合わせた解決方法を考えます。変えられるリスクならどのように変えていくのか、変えられないリスクならそれを抑える方法はないのかを、一緒に考えていきましょう。
薬局やスーパーで手に入る「ホワイトニング用」と売られている歯磨き剤にはステイン(歯の表面の着色)除去効果はありますが、歯本来の色を漂白する作用はありません。白くならないからとむやみに歯をこすると、歯の外側にあるエナメル質が薄くなることで、かえって黄色く見えたり、知覚過敏がおきたり、いざ歯科医院でホワイトニングを受ける時、効果の点で不利になってしまいます。歯の漂白剤の使用は歯科医院での処方が必要ということをご理解ください。
歯ぐきより上の歯の部分にあり、外から見えるのが歯肉縁上歯石。歯周ポケットの奥深くの歯の根っこ側についていて、外から見えない(自覚できない)のが歯肉縁下歯石です。縁上歯石に気づいて来院される方は多いのですが、歯とくっつく力が弱く簡単に取れる歯肉縁上歯石より、ポケット内で硬くこびりついた歯肉縁下歯石がないかを調べて、時間をかけてしっかり取らないと歯ぐきの炎症は収まらないのです。
歯は、物をかむ部分の歯冠部と歯を支える歯根部からなります。歯冠部はきれいなままなのに、歯根部に穴があいてしまっているのが根面のむし歯です。歯ぐきが下がってむし歯になりやすい歯根部が露出することで始まり、痛みなく進むので気が付きにくいのです。土台の柱をシロアリに食べられてしまい、きれいなのに突然倒れてしまう建物と同じ原理です。歯周病と同じく静かな殺し屋(サイレントキラー)と言えるでしょう。
歯石とは、細菌のかたまりであるプラークが石のように固まって歯にこびりついたものです。表面がザラザラなので余計に汚れがたまりやすくなり、周りの歯ぐきに炎症を起こします。揺れている歯が歯石で固定されている場合もありますが、歯の延命効果はありません。歯石をとり歯の表面をきれいにして細菌がつきにくくすることが必要です。また歯石を取ると歯と歯の間にすき間ができたように感じますが、これは元々あったすき間に歯石が入り込んでいただけです。清掃しやすくなりますから、歯間ブラシをしっかり入れていきましょう。
甘いものは量以上に食べる頻度や時間が問題となります。常に甘いものが口の中にあると唾液が歯を修復する時間がとれません。ですから、のど飴を絶えず舐めていたり、ドリンクのチビチビ飲みは危険です。野菜ジュースやスポーツドリンクなどにも砂糖が入っていますのでご注意を。
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午前:9:00~13:00
午後:14:00~18:00
休診日:木曜・日曜・祝祭日
(祝祭日がある週の木曜日は診療しております)