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2004年のコラム

「審美歯科って?」 【2004年12月】

近年、審美歯科という言葉が広まってきました。

私の医院でも、先生の所では審美歯科はやらないのですか?

なんて質問を受けます。

実際には審美歯科という専門の学問はありません。

もともと歯科治療は悪いところを治すと同時に、患者さんの口元をきれいにすることを基本にしています。

審美歯科とあえてうたわなくても、歯科の仕事は審美的な要素が不可欠です。

そして審美というのは、何も歯を削って白いかぶせをすることだけではありません。

その方に合ったもっとも自然な口元を作ることこそが、審美といえるのではないでしょうか。

赤く腫れた歯肉を歯ブラシできれいにすることだって、立派な審美なのです。

それでは皆さんよいお年を!

 

「ドライマウスってなあに?」 【2004年11月】

ドライマウスとは、口の中が乾いてしまう病気です。

乾いた食品を飲み込みにくい、口の中がネバネバする、唇が乾燥しやすいといった症状があります。

唾液は一日に2リットル近く分泌され、抗菌成分を含んでいます。

そのため唾液の量が減ると虫歯や歯周病にかかりやすくなります。

原因には糖尿病・更年期の女性に多いシェーグレン症候群という病気・薬の副作用・あごの筋力の低下・ストレス等があげられ、複数の原因が関わっていることも多いようです。

治療方法は、原因となる病気がある場合にはその病気の治療を受けてもらうと共に、保湿ジェルや人工唾液などによる対症療法を行います。

筋力の低下が原因の場合には咀嚼筋などを鍛える指導をします。

またストレスを溜めない生活を心がけることも大切です。

最近になって認知されてきたこの病気、皆さんは心当たりがありませんか?

「間食と虫歯」 【2004年10月】

現在では、虫歯は的確に予防できることがはっきりしてきました。

そこでいかに虫歯をつくることなく、間食とうまく付き合うかを考えてみましょう。

まず摂取頻度は1日1回が望ましく、いつも決まった時間にとる、就寝前の飲食はやめ、歯磨きを励行する、ということになります。

最近になって重症の齲蝕は減少してきているものの、少数ですが未だ重症齲蝕に悩まされている子供さんがいます。

人の味覚形成にとっては特に最初が肝心で、甘味の強い物を知らせずにできるだけ長く育てるのが望ましいと思います。

甘いお菓子類を与え始めたら、それと上手に付き合う方法も会得させてあげてください。

間食には三度の食事にはない魅力があります。

このせちがらい世の中を生き抜く潤滑油として、1日1回は大いに楽しんでほしいものです。

「よく噛むということ」 【2004年9月】

よく噛むとどんないいことがあるのでしょう?

  1. 口に入れた食物を細かく噛み砕き、飲み込みやすくなる。
  2. 唾液が分泌され、食物と唾液が混ざることで消化吸収が助けられる。
  3. 食物の味、おいしさを感じ、満足感が得られ、気持ちも満たされる。

また、成長途中である子供たちにおいては噛む回数そのものよりも以下のようなこともたいせつです。

 

  1. 舌の動きや噛み方に目を向け、食べ物によって食べ方が違うことに子供達自身が気付くこと
  2. 固い食物や、食べるのに手間がかかる食物に、調理方の工夫や味付けの工夫をすることで、子供達がいろいろな食材、味、香り、噛み応え(食感)を経験すること。
  3. 色々な食物を味わって食べることの楽しさを感じること。

皆さんよく噛んで、楽しい食事を心がけましょう。

「木を見て森を見ず」 【2004年8月】

木を見て森を見ず、というたとえがありますね。

「今痛いことろだけ何とかして」「歯周病と言われても自分ではなんともないし、早く終りにして」と、人はどうしても自覚症状のある部分だけにとらわれがちだとおもいます。

そのあまり、歯医者さんの説明がどうでもいいことのように感じることもあるかもしれません。

しかし皆さんは闘うべき相手の状況を知らずして、その闘いを挑むでしょうか?

お口全体の状態を大ざっぱにでもつかんでいた場合には、歯医者さんの説明と、今皆さんが感じていらっしゃる症状が実はつながっていることがわかると思います。

自分では気づかないうちにも、病気がジワリジワリと進行していることが理解できるかもしれません。

お口の全体像をしることは、計画的な治療や段階的な改善指導を受けるためには、どうしても欠かせない1つのステップなのです。

「痛くなければ…」 【2004年7月】

先日、ある患者さんがこうおっしゃいました「痛くなくなったからどうしようかな?」。

この方は前回痛みがあって初診で来られ、今回が2回目の来院だったのですが、ご本人は「痛みがなくなったので、もう来なくていいんじゃないの?」というお考えでした。

悲しいことにこのような方はまだたくさんおられます。

「痛みのあるなしを治療の必要性の判断基準にはしないでください。

虫歯は大きくなるまで痛みを感じないし、歯周病はほとんど自覚症状のない病気です」とお話してご理解いただける方もいらっしゃれば、そうでない方もいらっしゃいます。

しかしそんな時でも、またいつか私の話したことを思い出していただければいいなと思いながらお話させていただきます。

まずはお口の中に興味を持っていただくことが、口腔内の健康への第一歩だと思うからです。

「6月は歯の予防週間」 【2004年6月】

新しくなった「歯~とふるコラム」と共に、また皆様に歯科を身近に感じていただけるような文章をお届けしたいと思います。

ちょうど6月は歯の予防習慣がありましたね。

皆さん、かかりつけの歯医者さんを受診なさったでしょうか?

でもやっぱり歯医者は嫌いだし、とりあえず今は痛くないからいいや、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

お口に起こる病気は虫歯も歯周病も細菌の感染が原因です。

病気を起こす細菌は歯の表面に密集してこびりつき、バイオフィルムというやっかいな膜を作ります。

歯ブラシやお薬を使ってもなかなか除去するのがむつかしい膜です。

歯科医院でお掃除してもらい、この膜を定期的に除去していくことが大切です。

歯医者さんは削るだけのところではありません。

勇気を出して訪ねてみてはいかがでしょう。

「歯を白くしたい 3」 【2004年4月】

今回は歯を削って白くする方法です。

健康な部分が多く残っている歯の場合はラミネートベニアという方法があります。

歯の表面(表側の見える部分)のエナメル質を一層削り(大体0.3~0.7㎜程度、麻酔もいりません)、形と色を整えたセラミック(白い材料)を貼り付ける方法です。

健康な部分が少ない歯の場合(虫歯が大きいとき)は、セラミックを使ったかぶせものを作ります。

今までは、外から見えないベースとなる部分には金属を使ったかぶせものが多かったのですが、セラミック材料が進歩してきたため、これからは金属を使わないオールセラミックが主流になると思います。

ちまたには審美歯科という言葉がありますが、間違えるといけないのは決して前歯だけの問題ではないということです。

健康な歯茎や噛みあわせ、そして全体の調和があった上での審美なのです。さぁ、笑顔美人を目指しましょう!

「歯を白くしたい 2」 【2004年3月】

ホワイトニングとは、歯を削らずに薬を使って白くする方法です。

神経を取っている歯の場合は歯の中に薬を入れます。

神経の残っている歯は前回述べたクリーニングの後、歯科医院にて歯の表面に漂白剤を塗る方法と、患者さん個人の歯に合わせた漂白用のマウスピースをお渡しし、2~4週間ほどご自宅でおこなっていただくホームブリーチという方法があります。

ホワイトニングの一番の利点は、歯を削らないということです。

痛みもありません(しみる感じが一時的に出ることはあります)。場合によっては驚くほどキレイに変わることもあります。

ただし患者さんが求める白さの要求が高い場合には満足できなかったり、変色がひどい場合にはあまり効果が無かったりと、ホワイトニングの限界はあります。

次回は歯を削って白くする方法を述べたいと思います。

 

「歯を白くしたい 1」 【2004年2月】

よく歯の色を白くしたいということで相談を受けます。

白く輝く歯になりたいという願いは、どなたでもお持ちですよね。

まずは「ここがこんな風に気になる」ということを患者さんからお聞きします。

この時点で歯茎がはれていたり、虫歯があればその治療が優先になります。

(でもなかなか歯茎が病気になっていることを理解してもらえないのです…)

その上で器械を使って歯の表面を研磨し、ステイン(表面の着色)をとるのですが、ここで問題になるのが喫煙者の方です。

喫煙回数にもよりますが、基本的にきれいにしてもまたすぐにステインがついてきます。

やはり禁煙が一番ということですね。

次回は、さらに一歩進んでホワイトニングのお話をしていきます。

「話すのが怖い」 【2004年1月】

先日、富田岡町にお住まいの女性の方が、マスクをして来院されました。

風邪かなと思いお話を伺ってみると、小学校の先生をされており、クラスの子供に、「先生のお口、臭いよ」と言われたそうです。

今まで気づかなかったけれど、それ以来人前で話すのが怖くなってしまったとのことでした。

お口の中を検査させて頂いたところ、初期の歯周病でした。いつものように説明をして、治療を開始しました。

歯石を取ったり、歯磨きや、舌磨きの練習を徹底して行いました。

つい昨日その方が来院され、「今日とても嬉しいことがありました。

クラスの子が『先生、ハーしてみて…もう全然臭くないね』って言ってくれたんです」と話されました。

口臭は他人にはなかなか指摘し難いもの。

かかりつけの歯医者さんで定期検診を受けましょう。

 

検診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布も予約可能です

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